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ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れとは
女性の体は、卵巣から分泌される2種類の女性ホルモン、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)によって大きく影響を受けています。卵巣の働きに異常をきたすと、女性ホルモンの分泌不足やバランスの崩れが起こり、無月経や月経不順だけでなく、さまざまな健康上の問題を引き起こす可能性があります。
こんな症状はありませんか?
ホルモンバランスの乱れは、以下のような身体的・精神的な症状を引き起こすことがあります。
身体的な症状 | 精神的な症状 |
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※表は左右にスクロールして確認することができます。
ホルモンバランスの乱れの原因
ホルモンバランスの乱れには、さまざまな要因が考えられますが、主なものとして以下が挙げられます。
- ストレス
- 急激なダイエット
- 不規則な生活習慣
- 加齢による卵巣機能の低下
ホルモンバランスの乱れは他の疾患が関係していることも
ホルモンバランスの乱れは、単独で症状を引き起こすだけでなく、他の疾患の症状を隠してしまう可能性もあります。特に30代後半以降の女性は、以下のような疾患にも注意が必要です。体や心の不調を感じた場合は、自己判断せずに早めに医療機関を受診することが大切です。
- 糖尿病
- 高血圧
- 心疾患
- 血液疾患
- 甲状腺疾患
- うつ病
ホルモンバランスの乱れの治療
ホルモンバランスの乱れによる症状の改善には、ホルモン補充療法(HRT)が有効です。ホルモン補充療法(HRT)は、減少したエストロゲンを薬で補うことで、更年期症状を抑える治療法です。
ホルモン補充療法(HRT)には、飲むタイプ、貼るタイプ、塗るタイプの3種類があり、子宮の有無によって投与方法が異なります。子宮がある場合は、子宮がんのリスクを減らすために、エストロゲン剤と黄体ホルモン剤を併用します。
ホルモン補充療法(HRT)は長期間の治療になることもあるため、医師と十分に相談し、定期的な検診を受けることが重要です。特に、血栓や乳がんのリスクに注意が必要です。
気になる症状が見られるときには、お早めにご相談ください
ホルモンバランスの乱れは、女性の健康に大きな影響を与える可能性があります。身体的・精神的な症状が現れた場合は、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが大切です。また、日頃から規則正しい生活習慣を心がけ、ストレス管理に努めることで、ホルモンバランスの乱れを予防することができます。ホルモンバランスの乱れでお悩みの方は、お気軽に飯島病院までご相談ください。当院は女性医師も在籍、専門医が丁寧に診察し、患者さまお一人ひとりに合った治療方針をご提案いたします。